概して虫は好きではありません。
子どもの頃、「理科」も嫌いでした。
年齢を重ねるうちに多少は気にならなくなったのか、田舎暮らしで常に何らかの虫を
目にするうち、慣れてしまったのか・・・(^^;)
一番不思議だなと思うのは、興味のなかったことでも英語で調べてみようという気になり
英語を通して「今まで嫌いだった分野」を学習するという自分がいることです(^^;)
知らないことを学習するってとても新鮮な気持ちです。脳に刺激が行って脳が元気になる感じです。
上の写真は、先日主人が窓の近くで見つけたコガネムシです。
キラキラしたとても綺麗なエメラルドグリーンで、思わず「わあ!きれいな色だね!」
最近の子ども達は、私以上に虫を毛嫌いしている子が男女関係なく多い気がします。
虫は全て「キモイ!」どんな虫でも直ぐに、目の前から除去して!と私に訴えてきます。
役に立ってる虫もいるんだよ・・・。いちいちそこまで気にしてたら生きていけないよ・・・。
とは言うものの、基本私も虫は苦手なので気持ち的には理解できるから余り強くも言えないか・・・。
でも頭ごなしに否定しないで、違う側面から物事を見てみると、新しい発見があるんだよ。虫にもね。
エメラルドグリーン色のコガネムシを見つけた同じ日。
早く来た幼児クラスの男の子が別のコガネムシ(それは茶色でした)を見つけて喜んでいました。
そうだ!英語でなんて言うんだろうね?調べてみようか?とその子にふってみました。
その子は興味津々!(^^;)
昔、英国の友人のお子さんに聞いたことがあったな。
道で見つけた、正にコガネムシだったと思うけど、「これ、何ていうの?」
Beetle!
・・・えっ⁈ beetleってカブト虫なんじゃ・・・?
甲虫類はbeetleなんだって。だからコガネムシもカブトムシもクワガタもbeetle(^^;)
アハハ・・・ざっくりだな・・・。
ちなみにフンコロガシもその仲間で、英語名は dung beetle
タイトルにしたけどscarab beetleでいいのか、ちょっと自信がなくなってきました・・・。
何せコガネムシは南極以外、砂漠から熱帯雨林までに渡って3万種類もいるのだそうです。
どなたか詳しい方、教えて下さい!
しかし!今回の件で色々調べていくうちにscarabは古代エジプトでは
太陽神Khepriの化身として崇められていたとか、
scarabが神聖なもの、幸運をもたらすもの、人生また命でさえも再生するものとして考えられてきたと知りました。
王族をはじめ役人などの高位なエジプト人達は装飾品やお守りとしてScarabを用いたり、亡骸とともに埋葬していたようです。
「キモイ」で終わらない、壮大な世界観ではないですか!
ところでコガネムシって「黄金虫」って書きますよね?
♪黄金虫は金持ちだ~ 金蔵建てた 蔵建てた~
実はその部分しか思い出せなかったので、こちらも検索してみました(^^;)
その続きは・・・
飴屋で水飴 買ってきた(1番)
2番は、♪黄金虫は金持ちだ~ 金蔵建てた 蔵建てた
子どもに 水飴なめさせた
作詞は野口雨情なんですね。知らなかった・・・。
黄金虫のキラキラした様がその名の由来なのでしょうか?キラキラしているからお金持ち?
幼児クラスの男の子に「英語でなんて言うんだろうね?」とふったとき
まさかそのままgold beetleとかgold bugじゃないよね?(^^)と思ったりしたのですが
gold beetleもgold bugもありました!しかもコガネムシとあります・・・。
金または金箔で作られたものみたい。「金色の」黄金虫は日本にはいないんですね(^^;)
ちなみに英語でgold bugは俗語として、金に投資する人・金本位制推進論者(特に経済学者と
政治家を指すことが多い)とアルク英辞郎 に記載がありましたのでご紹介します。
身近にいながらも、普段は気にもしない小さな虫にこんなにもたくさんの話があるのかと
虫が苦手な私の興味は続く・・・(^^;)