LONDON CALLS!

先日行った美容院
美容師さんとのお話しで、無性にLondonが懐かしくなり・・・(^^;)

何年行っていないんだろう・・・
はあ~、早く行きたい!!

本棚にしまっていたこの本を引っ張り出しました。

タイトルに惹かれたのと絵が気に入って購入したのですが、パラパラ見ただけで
じっくり読んでいませんでした。

タイトルに惹かれて・・・と書きましたが、表紙をめくると
お話しの前にとても興味深いことが書かれていました。一部引用します。

With special thanks(and apologies) to the Clash,
whose song “London Calling” inspired the title of this book.
(In turn The Clash’s title “London Calling” came from the BBC World Service’s
radio station identification: “This is London calling…” used during World WarⅡ).

The Clash? London Calling?
バンド名と曲?

クラッシック音楽は大好きでClassic FMはよく聞くのですが(^^;)
ロックとかパンクとかには疎く・・・💦

検索して聞いてみました。
なかなか興味深く、歌詞にも引き込まれました。
1979年にリリースされ、その頃の戦争が起こったこと、スリーマイル島原発事故、
テムズ川の氾濫、環境破壊など社会的な問題や彼ら自身のトラブルなどを風刺的に取り上げているようです。

絵本のタイトルは前述の”London Calling”にインスパイアされたとありましたが
ページをめくるとそこかしこに懐かしいLondonの観光名所が登場します。
が!行ったことのない所や知らない高層ビルの名前も・・・

the GarkinやLondon Eyeはテレビでしか見たことがなく、Shard!?
比較的最近の高層ビルは実物を見たことはありません・・・
とは言っても、個人的には伝統的な古い物の方が好きです(^^;)
Londonは伝統的な物と新しい物をうまく融合させるのが得意ですよね。

本の中にoyster cardの話があります。
Londonで使用する交通系プリペイドカードで、Suicaのようなものですかね?

oysterは日本語で牡蠣  牡蠣??海辺でもないし・・・なぜoyster?

答えは・・・
なんとシェイクスピアにありました!
シェイクスピアと何の関係が・・・?

シェイクスピアと言えばハムレットやオセロ、リア王、マクベスなど
たくさんの作品を残しました。学生時代、シェイクスピア作品も(^^;)やったかな・・・
と思い出そうとしますが、何十年も前過ぎて思い出せません(^^;)

彼の作品Merry Wives of Winsor(ウインザーの陽気な女房たち)の中のセリフ
The world is my oyster.
から来ているらしいです。ここで言うoysterとは食べる牡蠣ではなく、真珠貝(pearl oyster)のことで
閉じた貝の口を剣で開ければ、中の真珠を取り出せるという例えから
今では「この世は思いのままである」と言う意味で使われるようになったのだそうです。

そこから「oyster cardを使えばLondon市内を思いのまま自由に移動できる」ということで
ネーミングしたのでしょう。
なるほど!

語学を学習するうえでその国の文化や歴史、慣習などを同時に学ぶことは
語学を習得するのに大いに影響します。
シェイクスピアとその作品を知っていたなら、oyster と聞いて
ピンと来たのかもしれませんね。

イギリスの友達は知っているのかな?
30代の友人は知りませんでした・・・(^^;)
今度他にもいろんな世代の友人達に聞いてみようかな?

 

 

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